健康食品などの成分でイソフラボンやカテキンという名前を良く聞きます。イソフラボンやカテキンはガンの予防にどのような効果があるのでしょうか。
--イソフラボン--
イソフラボンは大豆製品に入っている成分で、女性ホルモンのエストロゲンに構造が似ています。エストロゲンが多すぎると乳がんになりやすくなりますがイソフラボンの中の弱いエストロゲン作用を持つものが乳がんになりにくくするといわれています。
このことから、大豆製品(豆腐、味噌、納豆)を良く食べる日本人には欧米に比べて乳がんが非常に少なくなっています。
ただし、イソフラボンが乳がんを抑制するという疫学データははっきりしていませんので、イソフラボンだけをサプリメントから摂るよりは日常の食事から大豆製品を摂った方が良いと思われます。
--カテキン--
緑茶に含まれているカテキンは抗酸化作用があり細胞のガン化を予防する働きがあるといわれています。緑茶をたくさん飲む人は胃がんになりにくいという研究結果もあります。
しかし最近の10万人を対象にした緑茶の胃がん予防効果について、明らかに予防効果があるとは認められていません。
ただし、女性で1日緑茶を5杯以上飲んでいる人に対しては胃がんの発生数が少ないことがわかっています。
熱い物を飲むと胃の上の方がガンになりやすいので、緑茶は適度に冷ましてから飲むようにしましょう。
--コーヒー--
最近のデータでは、コーヒーをたくさん飲む人は肝臓ガンになりにくいとか大腸がん、糖尿病になりにくいという報告がされています。
肝臓ガンとコーヒーの関係ですが、5〜10万人規模の疫学研究では、コーヒーを毎日飲む人は、飲まない人に比べて肝臓ガンの発生が半分でたくさん飲んでいる人ほど発生数は減っています。
ただし、コーヒーを飲みすぎると胃潰瘍になりやすくなったりしますので、ほどほどに飲むようにしましょう。
--健康情報の見極め--
テレビや雑誌で取り上げられる健康情報は科学的な裏づけがされていることが重要です。
また研究対象が、細胞レベル、動物、人間とさまざまですが人間(日本人)を対象とした研究結果による健康情報の方が信頼がおけます。
健康情報の発信源が中立的なところからの情報なのか、サプリメントのメーカーなどの利益を目的とした所からの情報なのかを見極めることも大切です。
「タバコは発がん性がある」とか「緑黄色野菜を食べるとガンになりにくい」など、健康情報は繰り返し取り上げられているものが信頼が置けます。
