社会不安障害や全般性不安障害など不安障害と呼ばれるものは治る病気なのでしょうか?
--不安障害の治療--
不安障害は、薬をつかったりカウンセリングなどの心理的な治療をすれば治る可能性は高くなります。
不安障害は、単に「恥ずかしがり屋」とか「気が弱い」など性格が原因ではなく、病気であるという認識を持って治療してゆくことが大切です。
不安障害の原因は、はっきりしない場合が多いのですが原因を探しすぎないことが大切になってきます。
原因を探してゆくと、過去のどうしようもない事にまでさかのぼったりしてその事が解決不可能になってしまい不安障害の治療まで不可能と考えてしまうからです。
原因究明はある程度にとどめておき、今直面している問題をどのように解決して行くかを考えてゆくことが大切になってきます。
--不安障害の薬物療法--
軽い症状の時には薬を使う必要はありませんが、日常生活に影響が現れるような情況では2種類の薬を使います。
[抗不安薬]
抗不安薬は不安や緊張を和らげる効果があり、急にドキドキした時などに飲むと、すぐに落ち着きを取り戻せるように比較的即効性があります。しかし抗不安薬はこのような頓服的に用いるよりも基本的には不安や緊張を感じる前に飲んでリラックスできるような状態にしておくように使われます。
抗不安薬の副作用は眠気やだるさなどがありますが、あまり心配するものではありません。
[抗うつ薬]
抗うつ薬も不安を和らげる効果がありますが、抗不安薬のように即効性は無く飲み続けることで安定的に不安を和らげる効果があります。
最近では、SSRIと呼ばれる脳内のセロトニンに作用して不安を和らげる効果がある薬も使われています。
抗うつ薬、特にSSRIの副作用は飲み始めに胃がむかむかするなどの症状がありますが、慣れればなくなってきますのであまり心配する様なものではありません。
これらの薬は主治医と相談しながら使用してください。
--アルコールと薬--
不安の解消のためにアルコールを飲む人も多く見られますが、アルコールには不安を和らげる効果はあまりありません。アルコールを飲むと一時的な麻痺から不安感を感じなくなるだけで不安の根本的な解決にはならず、アルコール依存症などになることが懸念されます。
また薬と一緒にアルコールを飲むと、アルコールの害と薬の副作用が強く出て危険です。薬を飲むような状態にあるときはアルコールを断つことが大切です。
