漢方における養生の知恵(食養生について)
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毎日の食事から栄養を摂って私たちは生きています。健康を保つ上で薬よりも毎日の食事が大切なものなのです。
古来中国では『食医(しょくい)』と言って王様の食事の管理をする医者は高い地位にいました。その下の地位に内科医や外科医がいたほど『食』=食の養生は重要視されていました。
[現代の食生活は?]
漢方の考え方は全ての物を『陰と陽』に分けます。・温めるものと・冷やすものなど食べ物にもそのような作用を持った物は多くあります。
現代は食べ物の旬もなくなっていて、加工食品や冷凍食品も多く利用されていますので、食の陰陽を考えた食事はほとんどなくなっています。
体が冷えているのに冷やす作用のある食べ物を好んで食べたり、その逆であったりする場合には、食べ物を改善することによって体の調子もかなり改善できる場合があります。
[体を冷やす食べ物とは]
夏には体を冷やして汗や尿を出す作用のある食べ物が本来の食事でその様な食材が“旬の物”になります。また夏にできる果物や南方系の果物も同じように体を冷やす作用があります。
・きゅうり
・トマト
・なす
・メロン
・パイナップル
・マンゴー
・パパイヤ
・ブドウ
・梨
・柿
などがこれに当たります。梨などは体が冷えて流産につながるので「妊婦さんは食べてはいけない」と古医書に書かれています。
さらにこのような物が冷やす食べ物で・・・
・バナナ(消化吸収が良いのですが南方の果物なので)
・白砂糖(加工された白いもの)
・小麦後(〃)
逆に黒砂糖や三温糖などは体を温める方向に働きます。
他に飲み物として
・緑茶(冷たいもの)
・コーヒー
・ビール
は体を冷やし、発酵させた紅茶やウーロン茶、日本酒などは体を温めます。
[体を温める食べ物]
体を温める食べ物としては
・根菜類(大根、にんじん、カブ、かぼちゃ、生姜、など)
・ネギ、にら
・もち米
・唐辛子
・湯豆腐
などがあります。
[人によって適した食は違います]
暑がりの人には体を冷やす食べ物を、逆に夏でも冷え性などがある、職場の冷房が寒く感じるような人は体を温める食べ物を摂るようにすると健康に良い食事になります。
洋菓子は小麦粉や白砂糖を使っていますので冷え性のある若い女性は控えたほうがいいでしょう。
[陰陽五行説(いんようごぎょうせつ]
漢方では食べ物や薬の『味と色』をそれぞれ5つに分けて考えます。
・苦い、甘い、辛い、塩辛い、すっぱい
・青い、赤い、白い、黄色い、黒い
これらの物をバランスよく食べるのが健康に良いとされています。
健康に良い毎日30品目の食品もこの考え方に良く似ています。
さらに、朝食と昼食は活動するためのエネルギー源として大切ですのでしっかりと食べ、夜は軽く済ますのが健康とダイエットには良い食事になります。
特に朝食は栄養のあるものをしっかり摂るべきですが、それが出来ない場合でもスープや味噌汁など栄養価が高く温かいものを食べるようにしてください。
posted by kenco at 16:26
| 漢方における未病と養生の知恵